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沸騰都市

言わずもがなNHKのドキュメンタリーの質は非常に高い。

いつもNHKスペシャルを見るのが楽しみだ。

なかでも、この一ヶ月放送していた『沸騰都市』というシリーズはかなり面白かった。

昨年、世界経済に甚大な影響を与えた金融危機。
BRICsブームは終わり、急速な発展を遂げていた途上国も大きなダメージを受けた。

だが、そのなかでもいくつかの都市は燃えるような勢いで成長を続け、バブルを発生させている。
まるで都市そのものが沸騰しているかの如く。

半年前に放送された前半はドバイ、ロンドン、ダッカ、イスタンブール。
今回放送された後半はヨハネスブルク、サンパウロ、シンガポール、東京。

この中でも特にシンガポールが興味深かった。

シンガポールの一人当たりのGDPは日本を超えアジア一となっている。
シンガポールこそがアジア一豊かな国なのだ。

金融危機によって多くの国がダメージを受ける中、シンガポールはこれを絶好のチャンスだと捉えていた。シンガポールが目指すのはバイオ立国。科学や医療に長けた国づくりを掲げている。国内に研究都市を建設し、世界中が不況のため事業規模を縮小する中、好待遇で学者を引き抜いていく。
日本からも数人の研究者たちが引き抜かれていた。皆、共通してここでの待遇や施設を絶賛している。研究室の予算は無限に等しく、優秀な助手の下、自分の研究に好きなだけ没頭できる。
だが、ここは完全に成果主義の世界である。結果が出なければ即クビを切られる。
この競争社会こそがさらなる成果を発揮させている。

他方、建設業などの単純労働でも最先端産業と同じく外国人が働いている。彼らの多くはインド、バングラデシュなどの貧しい国の男たちだ。

だが、肉体労働を行う彼らはこの国にとって労働の調整弁に過ぎないようだ。金融危機後、建設計画の多くは白紙に戻され、建設は中止されている。そして、外国人労働者たちは容赦なくクビを切られている。

これを批判する外国メディアに対し、首相は「彼らは労働の調整弁に過ぎない。何が悪い。私はシンガポール国民によって選ばれた。私は国民の利益を優先する。」と一喝した。

僕はこの発言を危惧する。
確かに一国の首相が自国民の利益を優先させることは当然であり、義務でもある。だが、このご時世一国のトップが自分のことしか考えずに政治を行うことが許されるだろうか。グローバル化によって今後ますます国境を越えた労働の移動が起きるのは明白だ。事実、移民後進国日本でも介護のためのインドネシア人の移住労働が始まっている。

シンガポールのように自国の都合をシンガポールの発展のために来た外国人労働者に押し通すことを世界各国が行えばどういうことになるだろうか。

彼らの多くは、全財産をはたき、祖国に家族を残したまま出稼ぎにきている。しかし、来てみたものの仕事は全くなく帰国を余儀なくされる。財産を投げ打ってきた人は祖国で困窮極まりない生活をせざるを得ないだろう。さらに、父親の夫、親としての面目も丸つぶれだ。
実際、番組ではあるバングラデシュ人が仕事を得られず、3ヶ月で祖国へと帰国した。
マクロに考えると、貧富の差は確実に増大する。

世界各国がこのようなスタンスを貫けばこの問題が深刻なグローバルイシューとなることは目に見えている。国境が薄れつつある21世紀において、一国のトップが自国を超えた広い視野で物事を捉えるのは当然のことでなければならない。
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スッゴク当りだったよ!!

教えてくれてありがとうo(^-^)o
男の子に3時間もベロベロされちゃった・・・(///-///)

ああん・・思い出したしただけでもグショグショだょぅ><
http://is.gd/kj3y/qws1d6x/
プロフィール

ヨネ

Author:ヨネ
一年間アジア、アフリカ、中東、南米など30ヶ国で豪遊。世界一周。 写真展『アップルワールド~真実の眼~』開催。フィリピン、マニラにて生活中。shunsukeyone@gmail.com

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