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生命

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『生命』


ヒマラヤ、ネパール。2009年、6月。



名も知らぬ6000mを超える山が、目の前にそびえている。
目の前の谷をカラスが飛んでゆく。

この高地にもカラスがいるのか。
カラスを吹き飛ばさんとばかりに、強い風が谷に吹いている。

空を翔るカラスは自分の知っているカラスとは程遠い。
東京のカラスとは。

カラスは崖の上の岩から飛び立ち、谷を自由に飛ぶ。

一個の生命が、空を飛ぶ。
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黄色人という差別

「チンチン、チュン、チュンチュン!ウッキー、チーノ!」



アフリカではほとんど毎日、差別を受けた。


肌が黄色いから。



罵声を浴びせてくることや、露骨な嫌がらせを受けること、暴力的なことをされることまであった。大人だけならまだしも、大勢の子供たちにされた時はさすがに心が折れそうになった。


向こうが何かを言ってきても、反応しないのが一番。ひたすら無視をする。そうしていれば問題がない、と考えていた。しかし、いつものように罵声を浴びせられていると、自分は彼らと同じ人間ではないのではないか、彼らとは違う黄色人種なのではないか、という思いがどこからか沸いてきた。自分は黄色人で、アイツは黒人。今まで気にしていなかったことを気にするようになった。


これが、新たな差別を生み出すもののように思えた。



もちろん、アフリカの人誰もが差別をするわけではない。一部の人間だ。だだ、彼らは西洋人を決して差別しようとはしない。あくまで差別すべき対象はアジア人だ。


差別をする人たちは概して、仕事を熱心にしているようには見えない。どちらかというと、周りの中でも不真面目で、仲間の内で中心になろうとしているような奴が多い。


彼らは自信がないのだと思う。仲間に対して、外に対して、自分に対して。引け目を感じているからこそ、目の前に黄色い肌をしたアジア人がいるのを見つければ、黄色い肌を持ったあいつは他者だ、と身体的差異を持ち込み、自分の引け目をそこに投影するのだと思う。
 


差別は悪だ。差別は弱さだ。差別は卑怯だ。

差別を受けても貴高く。

アフリカ

アフリカは青い。
アフリカは白い。
アフリカは赤い。
アフリカは黒い。
アフリカは茶色い。
アフリカは眩しい。
アフリカは甘い。
アフリカは酸っぱい。
アフリカは苦い。
アフリカは旨い。
アフリカは濃い。
アフリカはみずみずしい。
アフリカは麗しい。
アフリカはあたたかい。
アフリカはつめたい。
アフリカは厳しい。
アフリカはやさしい。


アフリカ。

なんて魅力的な言葉なんだろう。



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『これが、地球だ。』


ケニア北部。2009年、12月。



エチオピア国境からケニアの首都ナイロビまでトラックに乗せてもらった。

トラックは見渡す限りなにもない大平原を、地平線に向かって進んでいく。
視界の中に土地の起伏すらなかったのは、世界でもここだけだった。

世界には、ボクを乗せたトラックしかなかった。



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『首都カンパラ』


カンパラ、ウガンダ。2009年、12月。



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『アフリカンアンブレラ!』


キゴンゴロ、ルワンダ。20010年、1月。



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『日本語、アフリカを走る』


ブジュンブラ、ブルンジ。2010年、1月。



アフリカは日本の中古車で溢れている。

どの国に行っても車体に日本語表記のされている車が走っている。


僕らがもう乗れないと判断した車は、海を渡ったアフリカでまだ現役で働いていた。

山の生活

エベレストベースキャンプを目指すトレッキング。


この日の道は起伏こそ激しくないものの、20kmに渡る長丁場。
普段の登山とは違い、荷物がある分体力が奪われる。上りになるとかなり辛い。25キロのザックは重すぎた。


そんな自分を横目に、その何倍もの荷物を持ったシェルパたちがサンダルで山道を進んでいく。一人100kg、化け物だ。




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『山を支える』


ルくラ、ネパール。2009年、6月。



その屈強な男達の中に、中学生くらいの少年がいた。

大人のシェルパたちがどんどん先を進んでいく中、一人重い荷物をゆっくりゆっくり汗にまみれながら一歩ずつ運んでいく。
息が上がり、腰を下ろして休んでいる僕の前に彼が止まった。明らかに僕の荷物よりも重い荷物を背負っている。
その表情は、疲労の具合を物語っている。


しかし、しばらくすると彼は再び歩き始めた。

ゆっくり、一歩ずつ。

その後姿は、力を与えてくれる。


楽しいトレッキングを、僕の歩みを、彼が支えている。

その後姿に力をもらい、僕も進んだ。

モスクという空間

イスラム教の寺院、モスク。


イスラムの休日である金曜、土曜には多くの人が祈りを捧げるためにモスクまで足を運ぶ。
有名なモスクになると、アラブ中から何十万もの巡礼者が訪れる。



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『ワタシのモスク』


ウマイヤドモスク、シリア。2009年、10月。



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『癒しのモスク』


サナア、イエメン。2009年、11月。




イスラムの人たちにとって、モスクは祈りを捧げる以上の場所だ。


子供たちがあたりを駆け回る場所であり、労働者たちがつかの間の居眠りをする場所であり、女性たちが女性たちだけで話をできる数少ない場所であり、家族が休日にそろって外出をする場所である。みんながそれぞれ思い思いの時を過ごせる場所である。


モスクという空間は特別な場所だ。


大理石で敷き詰められた床は、冷たくて気持ちが良い。




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『団欒のモスク』


ウマイヤドモスク、シリア。2009年、10月。



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『ヒカリのモスク』


ウマイヤドモスク、シリア。2009年、10月。
プロフィール

ヨネ

Author:ヨネ
一年間アジア、アフリカ、中東、南米など30ヶ国で豪遊。世界一周。 写真展『アップルワールド~真実の眼~』開催。フィリピン、マニラにて生活中。shunsukeyone@gmail.com

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